オーストラリア人気ファッション誌「RUSSH」日本版創刊へ

「RUSSH JAPAN」プレ号(写真=カバー)は、人気モデルのアギネス・ディーンさんが表紙

「RUSSH JAPAN」プレ号(写真=カバー)は、人気モデルのアギネス・ディーンさんが表紙

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 セレック(渋谷区神宮前2)は10月27日、オーストラリアの人気ファッション雑誌「RUSSH(ラッシュ)AUSTRALIA」の日本版「RUSSH JAPAN(ラッシュ ジャパン)」のプレ号を発売した。

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 ラッシュはオーストラリア発の女性ファッション誌として2004年10月に創刊。ランウェイなどで活躍する「モデル」を主体にトレンド情報を取り上げ、オーストラリア版は米国など各国でも流通。主に20代~30代のトレンドに敏感な女性に読まれてきた。海外版が発売されるのは、日本が初めてとなる。

 日本版を発行するのは、今年設立された新会社「セレック」。社長で同誌発行人・編集長の鈴木和生さんは大学卒業後、出版社でファッション誌やカルチャー誌の流通・プロモーションを手がけ、10誌以上の立ち上げにも携わってきた。会社に務めながら大学院に通いMBAを取得、ブランディングやマーケティングを学び、29歳の若さで新雑誌を立ち上げた。

 ラッシュ ジャパンでは、近年スナップ写真などでその「スタイル」が注目される海外モデルをアイコンに据える。プレ号は、NYやロンドンなどの海外コレクション会場でキャッチしたスナップやモデルが選ぶヒットアイテムなどを掲載。初回は海外コンテンツ3割、日本で編集する独自コンテンツ7割でスタートし、月刊化してからは独自ページを8割まで引き上げる。

 数ある女性ファッション誌の中でも同誌を選んだ理由について、鈴木さんは「書店で見ていいと思った。服だけでなくモデルの『スタイル』そのものを取り上げている点が他誌と違った」と話す。誌面では音楽情報や環境関連などの情報もモデルの「スタイル」の一環として取り上げていた。日本版は「開拓され尽くしている国内の女性ファッション誌の中で、モード誌でもサブカル誌でもない立ち位置」(鈴木さん)と考えている。

 プレ号の表紙を飾るのは、プラチナブロンドのベリーショートヘアとロックを愛する独自のスタイルで人気急上昇中の英モデル、アギネス・ディーンさん。人気の外国人モデルを取り上げ、注目のスタイルやアイテムは、日本の店舗でも買えるショップガイドなども盛り込みながら紹介する。鈴木さんは「月刊化以降は、クロスメディアとして『ラッシュ』自体を多角化していく」と話している。

 「ラッシュ ジャパン」プレ号(580円、発売元=徳間書店)は全国書店、コンビニエンスストア、CDショップなどで販売中。来年3月に本格始動し、月刊化を予定している。

RUSSH JAPANRUSSH AUSTRALIA

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