2005年のオープン以来、パリの「スイーツ激戦区」で週末には約3千人の客が訪れるという話題のジェラート店「DELIZIEFOLLIE(デリッツエフォリエ)」が11月1日、渋谷に海外1号店を出店する。
深夜まで行列が途絶えない「パリっ子御用達」のジェラートカフェが、日本上陸を果たす。オーナーのペレグリノ・ガエタさんはジェラートを作り始めて20年以上という生粋のジェラート職人。ジェラート発祥の地であるイタリア・シチリアで200年続くジェラート職人家系の子息として生まれ、7歳からジェラート作りを始めたという。
フルーツなどの食材を選び抜き、鮮度やのどごしにこだわったジェラートは、パン店やカフェが並び「スイーツ激戦区」とされるパリ、レ・アール地区で人気を呼び、パリ市内では今年6月に2号店を出店。現在3号店の出店準備も進めている。日本では、今年2月設立の「DF JAPAN(ディーエフジャパン)」(港区)が国内展開に乗り出す。
日本1号店(TEL 03-5428-5160)は、渋谷スペイン坂下の商業施設・渋谷パルコ「ゼロゲート」(渋谷区宇田川町)1階に開く。これにより2002年のゼロゲート開業以来1階で営業を続けてきたカフェ「B.O.A.C」は撤退する。店舗面積は167.23平方メートル。58席を設け、店内では常時36種類のジェラートを提供する。
ジェラートは主に、「フルーツ系」と「クリーム系」に分かれる。フルーツ系は果物の甘みや酸味を生かすため、素材や気候の状態に合わせ糖度を調整。クリーム系でもピスタチオなどの風味を逃さないなど、あえてくせのある食材の味を生かすのも特徴。定番は、ミルク、バニラ、レモン、バナナ、マンゴー、ティラミス、ビターカカオ、ブロンテ産ピスタチオなど。マロングラッセ、ぶどう、柿などの秋限定商品も用意する。ジェラートはフルーツなどの盛り付けでデコレーションにもこだわった。
3種類まで選べるレギュラーサイズは525円。4種類まで選べるラージサイズは735円で、各サイズともにピスタチオを選ぶ場合は300円加算される。営業時間は11時~22時。