テロ・同性愛を描いた話題作「ラズベリー・ライヒ」日本公開へ

製作から3年、日本初公開となる映画「ラズベリー・ライヒ」(写真=劇中より)

製作から3年、日本初公開となる映画「ラズベリー・ライヒ」(写真=劇中より)

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 ゲイなどの性的マイノリティーを題材に扱う「クィーア・フィルム」の「異端児」、ブルース・ラ・ブルース監督の話題作で、劇中の過激な描写から日本での公開が先送りにされてきた映画「ラズベリー・ライヒ」が、10月6日より渋谷「アップリンク・ファクトリー」(渋谷区宇田川町、TEL 03-6825-5502)でレイトショー公開される。

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 物語は、戦後ドイツで最も活動的な極左運動を展開したドイツ赤軍の地下組織、バーダー・マインホフ・グルッペに憧れる現代の過激派集団を中心に描かれる。性的革命の理想を掲げる女性リーダー、グドルンと同士が巻き起こす組織内の同性愛や誘拐事件を軸に、ストーリーは思わぬ事態に発展していく――。

 作品はサンダンス映画祭、ベルリン映画祭など世界70カ国以上の映画祭で招待上映されたが、これまで日本での公開には至らなかった。製作から3年、ゲイ映画などを専門に扱う「エス・アイ・ジー(S.I.G.)」(笹塚3)が国内配給を手がける。

 アップリンク・ファクトリーでは公開を記念し、特集上映「性と文化の革命展」(同6日~24日)も同時開催。「性と革命」をテーマに、2006年ベルリン・ポルノ映画祭に出品された短編集や、台湾のゲイ・ドキュメンタリーなど7プログラムを上映する。銀座「ヴァニラ画廊」では、写真家としても活動するブルース・ラ・ブルース監督の個展を開催。

 上映時間は連日21時~。鑑賞料(当日)は一般=1,500円、学生=1,300円ほか。

映画「ラズベリー・ライヒ」公式サイト

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