たばこと塩の博物館(渋谷区神南1、TEL 03-3476-2041)は9月15日より企画展「昭和30年代物語~街角のたばこ屋さんをさがして~」を開催する。
映画「ALWAYS 三丁目の夕日」(東宝)の人気などで注目される昭和30年代の「たばこ屋さん」に焦点を置き、当時の街や人々の写真、家電などの資料で歴史を振り返る。会期中は昭和30年代に馴染みのあるゲストを招きイベントも開催、同映画の上階会も行う。
展示するのは、経済発展が目覚ましい中、古き良さを残した懐かしい街の風景や人々の様子を写した写真資料、当時「三種の神器」と呼ばれたテレビ・冷蔵庫・洗濯機などの家電製品、米国の影響を受けながら独自の路線を模索していたたばこ銘柄「ピース」の広告資料など。続編「ALWAYS続・三丁目の夕日」(同)の公開を記念し、劇中で使った小道具を用いたたばこ屋の再現ディスプレーも登場する。
トークイベントは9月と10月の週末・祝日を中心に開催。9月22日には食生活ジャーナリストの岸朝子さんが「食の現場から見た昭和30年代」と題したトークを展開。10月13日・14日は、「紙芝居おじさん」こと田中久己さんと紙芝居児童文化保存会の森下正雄会長が「街頭紙芝居」の実演を行う。映画上映会は10月の各日曜と11月11日に計4回にわたり開催。
会場は4階特別展示室。入場料は、大人=100円、小・中・高校生=50円ほか。11月11日まで。