トーキョーワンダーサイト渋谷(渋谷区神南1、TEL 03-3463-0603)は9月8日より、今春から夏にかけて青山の関連施設に滞在し、作品制作を行った若手外国人アーティストによる成果発表・展覧会を開始する。
昨年11月に青山・国連大学近くにオープンした「TWS(トーキョーワンダーサイト)青山:クリエーター・イン・レジデンス」(渋谷区神宮前5)では主に海外の若手アーティストを誘致し、作品制作の場を提供。「東京」の地で生まれる作品の成果を発表するイベントや企画展を渋谷や本郷のアート施設で定期的に開催してきた。
今回は、春から夏にかけてTWS青山に滞在した米・若手女性アーティスト、マリーナ・カポスさんらの作品を紹介する。マリーナ・カポスさんはこれまでにも、ニューヨークやロサンゼルス、ロンドンなどで作品を発表する中で、ランドスケープリサーチを行いながら作品を制作してきたアーティスト。同展では独自の視点で捉えた「東京」と自分の姿をリンクさせ、縦型のキャンバスに描いた作品をインスタレーション形式で発表する。
もう1組は、若手作家プロジェクトで滞在した韓国人アートグループ「JNPプロダクション」。ゾ・ソブさん、ノ・ゼウンさん、パク・チャンギョンさんからから成る3人グループで、すでに地元・韓国でも発表し高い評価を受けたインスタレーション「It’s Clear」の続編となる「It’s Clear and Extra」を発表する。
会場ではほかに、2国間交流事業プロジェクトで滞在したメキシコ人アーティスト、ボスコ・ソーディさんの一部作品も併せて展示予定。入場無料。11月25日まで(月曜休館)。