Bunkamuraで「ヴェネツィア絵画」展-巨匠ら40画家の作品

ティツィアーノ・ヴェチェリオ「洗礼者聖ヨハネの首をもつサロメ」 (1515年頃、ドーリア・パンフィーリ美術館蔵、ローマ)Galleria Doria Pamphilj, Roma

ティツィアーノ・ヴェチェリオ「洗礼者聖ヨハネの首をもつサロメ」 (1515年頃、ドーリア・パンフィーリ美術館蔵、ローマ)Galleria Doria Pamphilj, Roma

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 Bunkamuraザ・ミュージアム(渋谷区道玄坂2、TEL 03-3477-9413)は9月2日より、「ヴェネツィア絵画のきらめき」展を開催する。

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 ルネサンス時代を含めベネチア絵画が隆盛を極めた15世紀~18世紀に焦点を当て、40作家の作品を紹介。ベネチアの「邸宅」をイメージした会場を3セクションに分け、計71作品を展示する。

 海に浮かぶ都市として名高いベネチアで、独自の絵画動向が発展を始めたのは15世紀後期ごろ。フィレンツェやローマの画家たちが素描や「線」の力を重視したのに対し、ベネチアでは「ピットレスコ」(絵画的)と呼ばれる大胆で奔放な筆づかいが台頭し、その後の西洋美術の発展にも貢献したといわれる。

 同展では「宗教・神話・寓意」(第1章)、「統領(ドージェ)のヴェネツィア」(第2章)、「都市の相貌」(第3章)の各テーマに添い、宗教画や風俗画、風景画など幅広い作品を紹介。画家は、ベネチア派の巨匠ティツィアーノ・ヴェチェリオや優美な作風で知られるセバスティアーノ・リッチ、景観画家としても活躍したカナレットなど。

 会期中、東急百貨店本店8階のレストラン「タントタント渋谷」ではベネチアの伝統料理を中心とした展覧会特別コースメニュー(5,250円)を提供する。入館料は、一般=1,300円、大学・高校生=900円ほか。10月25日まで。

Bunkamuraザ・ミュージアム

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