ユナイテッドアローズ(渋谷区神宮前2、以下UA)は8月28日、三菱商事と資本業務提携し、同社の発行済み株式のうち3.41%を約30億円で三菱商事に譲渡すると発表した。
現在、UAの大株主は重松理会長を筆頭に、日本マスタートラスト信託銀行(信託口)が2位、栗野宏文社長が3位。三菱商事は今回の資本参加で全体の8位、法人では筆頭株主となる。UAは9月12日付けで株式を譲渡するとともに、同社との関係を強化、「企業価値の向上を図る」(UA)としている。
業務提携では、物流ソリューションの活用によるコスト減、QR生産体制の構築、ITインフラ整備などを業務面でのシナジー効果として見込んでおり、これまでも独自商品の海外生産などで取り引きのあったOEM生産機能を生かした新規事業への参入も検討する。新規調達する約30億円は今後の運転資金に充てるという。