ロフトワーク(渋谷区道玄坂1)は8月1日、クリエーターコミュニティーサイト「ロフトワークドットコム」(β版)を全面リニューアルし、ウェブ上で情報共有を促す権利として注目を集める「クリエーティブ・コモンズ・ライセンス」をサイトに全面採用した。
クリエーティブ・コモンズ・ライセンスは、ウェブ上に掲載する作品に「作家名を表示」「営利使用禁止」などの一定の規約を設け、既存の著作権法などに比べ作品を自由に流通させるための著作権ルール。世界的プロジェクトとして広がりを見せており、この手法でダウンロードできるコンテンツは1億を超えるという。日本では2003年にクリエーティブ・コモンズ・ジャパンが発足。同時に日本語版を公開している。
リニューアルでは、作品にライセンスの認証マークを付与できる機能を新たに導入。登録クリエーターは各自の好きな方法で作品を表示できるようになった。ストレージ容量は、従来の100MBから1GBまで増量。作品紹介用のポートフォリオ機能も、表示できる作品数を増やした。
デザイン面では、各クリエーターの個性を生かすためサイト全体をシンプルなデザインに刷新した。9月の正式版オープン時には、ネット上で共同作業ができる「グループ機能」や仕事紹介機能なども新たに搭載予定。2007年末までに登録クリエーター数1万人を目指す。