ユナイテッドアローズ（渋谷区神宮前2、以下UA）は7月20日、女性向け衣料品・雑貨の企画、小売りを行う新会社「ペレニアル ユナイテッドアローズ」（本社所在地＝港区）を設立すると発表した。

　30代～40代の女性をメーンターゲットに新ブランドを立ち上げ、百貨店などを中心に展開する既存アパレルに対抗。これまでの店舗経営ノウハウを活用し、今後も需要が見込める「等身大のリアルクローズ」をウリに「顧客視点」の店舗展開を行うとしている。

　資本金は1億円で、UAが全額出資する。会長は重松理UA会長が兼任し、社長には人見輝UA取締役が就任。8月24日に設立予定で、従業員数10人から事業を開始する。事業開始後は、当初から積極的な投資を行い店舗拡大に向けて本格着手するという。

　2011年までに年商1,000億円の目標を掲げるUA。主力のUA業態では店舗数に上限を設けるなど「ストアロイヤルティー」の維持に努めているが、新会社では「より戦略的な投資、事業判断を行う」としており、今後出店を加速すると見られる。

ユナイテッドアローズ