東急電鉄(渋谷区南平台町)は7月12日より、東急線開通80周年の記念電車を東横線・みなとみらい線(横浜高速鉄道)の渋谷-元町・中華街間で運行開始する。
東横線は1927年(昭和2年)8月に渋谷-丸子多摩川(現「多摩川」)間が開通し、翌1928年(昭和3年)に現在の渋谷-横浜間にあたる区画で営業を開始した。記念電車は、来年6月30日までおよそ1年間にわたり運行を行い、車体前面には記念ヘッドマークを、側面にはイラストレーター原あいみさんによるイラストをそれぞれあしらう。
イラストは、渋谷や自由が丘、横浜など沿線各駅周辺の名所を四季折々の風景で描いたもの。「渋谷」のイラストにはハチ公像やSHIBUYA109も登場する。電車は5000系車両1編成(8両編成を)通常ダイヤで運行。時刻は日によって変わるという。
記念行事ではほかに、記念ガイドブック10万部を発行し、一部の駅を除く沿線各駅で配布するほか、夏祭りなど各地域のイベントを巡るスタンプラリーも実施。中目黒GTプラザほか2カ所では7月から8月にかけて、東横線の昔の駅舎や車両、街の風景写真などが展示される。