バンダイ(台東区)は7月7日、コミック誌「ちゃお」(小学館刊)編集部と共同展開しているジュニア向けブランド「ちゃおスタイル」の旗艦店を原宿駅前に開業する。「ちゃおスタイル」は同誌中心読者層のジュニア世代の女児に向けた雑貨・アパレルブランド。原宿に旗艦店を開くことで顧客ターゲットの拡大を目指す。
出店するのは、JR原宿駅・竹下口の向かいにある「はらじゅくアッシュ」ビルの2階。店名は「ちゃおスタイルショップ原宿本店」(渋谷区神宮前1)で、店舗面積は約40坪。アパレルや文具などのオリジナル商品約250点を扱う物販コーナーをはじめ、「ちゃお」最新号やコミック本約700冊をそろえる「ちゃおコミックパーク」などで構成する。コミックパークには漫画家の直筆サインも展示。
ブランドのデザインモチーフなどにも使われている四葉のクローバーをテーマにしたカフェ「クローバーカフェ」(席数=約10席)には、店内に実際のクローバーを配置し、ソフトドリンクなどを提供。併設するインフォメーションコーナーでは、来店客同士が意見や情報を交換できるメッセージボードを設ける。
バンダイは顧客層の拡大に加え、ジュニア世代の消費動向を「探る場」としても同ショップを活用していきたいとしている。2008年3月末までに1億円の売り上げを見込む。営業時間は10時~19時。
2006年春にデビューした「ちゃおスタイル」は、バッグ・手帳などの雑貨類やアパレルの商品化をバンダイが、文具各種の商品化をバンダイナムコグループの「セイカ」(千代田区)がそれぞれ手がける。ホームページ上などでアンケート調査を行い、アイテムや色、柄などを反映しているのが特徴。商品は全国の大手量販店(約50店)などでコーナー展開してきた。