タワーレコード(本社=品川区)は5月26日、旗艦店「タワーレコード渋谷店」(渋谷区神南1、TEL 03-3496-3661)の1階と2階をリフレッシュ・オープンした。什器を一新し新区画を増設するなど「わかりやすさ、提案性」をテーマに売り場を改変。「リフレッシュ・オープン」の告知ポスターデザインはリリー・フランキーさんが手がけた。
新譜を中心に紹介する1階エントランスフロアには、座りながら試聴などができる「ラウンジスペース」を新設。黒と木目を基調にした空間には音楽配信サービス「ナップスター」のフリートライアルコーナーを併設し、壁面の什器ではステーショナリーなどの雑貨を見ることもできる。このほか1階は動線の多い入り口付近にマガジン・コミックコーナーを増床オープンした。
2階は従来と同様、「J-POP」音楽専門フロア。メジャー、インディーの各コーナーを統一し「あいうえお」順の並びにそろえたほか、「パンク」「クラブ」「ヒップホップ」「レゲエ」の各分野に特化したコーナーもリニューアルし、買い回り性を考慮した。
リフレッシュ・オープンのポスターの中で「最新音楽発信塔=TOWER渋谷店」の表記とともに描かれた「東京タワー」の文字イラストは、ベストセラーにもなった自伝「東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン~」の著者でイラストレーターのリリー・フランキーさんが手がけ話題になった。
新装オープン後の利用状況などについて同店の湯野川龍店長は「1階のラウンジスペースは平日でも利用者が目立ち、週末になると全ての席が埋まることもある」と話す。エントランス付近のマガジン・コミックコーナーは「女性客などで雑誌、コミックを手に取るお客さまが多い」と手応えを感じているようだ。