米キャップ・ブランド「ニューエラ」の販売などを手がけるフェイムス(本社=埼玉県)は6月22日、原宿に米老舗スポーツブランド「ミッチェルアンドネス(Mitchell&Ness)」世界初の単独路面店を開設する。
ミッチェルアンドネスはペンシルベニア州フィラデルフィアで1904年に創業。大リーグ(MLB)やプロバスケットボール(NBA)などアメリカ4大スポーツの関連プロダクトやビンテージの復刻ウエアなどを展開し、日本では昨年4月からフェイムスが正式に取り扱いを開始した。
世界でも初の旗艦店となる新店「ミッチェルアンドネス 原宿フラッグシップストア」は、ディーゼルやユナイテッドアローズ原宿本店などがある原宿・神宮前3丁目エリアに開く。店舗面積は49.58平方メートルで、内外装は商品と同様に「古き良きアメリカを彷彿とさせるものになる」(同社)という。店内にはブランドにまつわるアイテムも展示する。
商品コンセプトは「ノスタルジア」。ボディーパターンやプリントなど「懐かしさ」を感じさせる商品が軸で、主力の復刻商品は生地や裁縫も当時のアイテムのクオリティを再現する。店ではTシャツやジャージ、キャップなど常時約40アイテムを展開。価格は、背番号のバックプリント入りTシャツ=6,800円ほか。営業時間は11時~20時。
2004年9月設立のフェイムスは、「ニューエラ」キャップの国内取り扱いシェア約20%(昨年)を占めるほか、渋谷・神南エリアと大阪、横浜にそれぞれ直営店を持ち、スポーツ文化に根ざしたストリート・ファッション提案を得意としてきた。昨年10月にはロッテリアの経営再建や「クリスピー・クリーム・ドーナツ」「バーガーキング」の相次ぐ日本進出事業を手がけてきたリヴァンプ(港区南青山2)が約20%の第三者割当増資を引き受け、資本参加している。
オープンに伴い、同21日に関係者向けに行われるレセプションイベントでは、米人気ヒップホップ・アーティスト「RUN D.M.C」が来日パフォーマンスを行うほか、ケータリングでバーガーキング提供のフードが振る舞われるという。