トランスコスモス(渋谷区渋谷3)は5月24日、インターネット上の3D仮想世界「セカンドライフ」への参入支援サービスを開始すると発表した。
セカンドライフは米リンデンラボ社が開発・運営するバーチャル世界で、ユーザー数が620万人(5月15日時点)を超えるなど世界中でユーザー数が急増している注目のサービス。今年夏までに正式オープンするとされる日本語版の開始を待たず、国内でも大手企業などが次々と参入を表明。その際のコンテンツ制作やコンサルティングを手がける参入支援サービスも増えている。
国内では2006年11月に会社設立後いち早く参入支援事業を開始したメルティングドッツ(新宿区)をはじめ、年内に入りインターネット広告大手のサイバー・コミュニケーションズ(港区)、ネットエイジグループ(目黒区)、サイバーエージェント(道玄坂1)子会社のアドプレインなどが支援事業開始を発表するなど動きが活発化。
今回支援事業への参入を発表したトランスコスモスは「クロスメディア戦略の一環」としてネット媒体やリアルのイベントなどを通じ企業プロモーションなどを支援していく構え。同社によればすでに支援が決まっている企業もあり、今後具体的な支援サービスを進めていくという。
同社グループ会社では、コンテンツ制作などを手がけるウェブスタージャパン(中央区)がセカンドライフ内に自社拠点のリゾート島を持つほか、ストリーミングサービスのJストリーム(渋谷3)がセカンドライフ内でのビデオ配信を行っている。