豪華クリエーターが400体の動物陶器アートを「リサイクル」

会場には400体の「リサイクル」アートが一堂に。プロジェクト「デブリ」は今後も活動を続けるという

会場には400体の「リサイクル」アートが一堂に。プロジェクト「デブリ」は今後も活動を続けるという

  • 0

  •  

 2005年愛知万博に出品され行く手のなかった1,000体以上におよぶ動物型陶器作品の一部を利用し、著名人や気鋭クリエーターら豪華参加者が作品を「再創造」するリサイクル企画の展覧会が4月24日より、ギャラリー・ルデコ(渋谷区渋谷3、TEL 03-5485-5188)で始まっている。

[広告]

 「リサイクルとアートの融合」をテーマに始動した新プロジェクト「デブリ(DEBLI)」の第一弾企画。会場のギャラリー・ルデコでは1階~4階の展示空間に、さまざまなアイデアで「再生」された約400体の作品を展示。1階には期間限定のカフェスペースも開設し、メッセージ性のある企画でリユースの重要さを訴えている。

 同プロジェクトをプロデュースするのは、今回の企画でプロデューサーデビューするというBIG SHOES(bgs)さん。愛知万博で11種類・1300体の動物型陶器から成る作品「螺旋」を制作した美術家、西本剛己さんと出会い、数年来温めてきた「構想」を今回初めて実現することになったという。リサイクルアートには「無駄なものはない。未来の子どもたちに何か伝えたい」という思いを込めた。

 プロジェクトに賛同し作品を制作したのは、佐藤可士和さん(デザイナー)、ヒロ杉山さん(エンライトメント・美術家)、古田新太さん(俳優)、辛酸なめ子さん(マンガ家)、Candle JUNさん(キャンドルアーティスト)ら各界で活躍する著名人を含む196人。折り紙にも見える動物型の陶器をキャンバスに、作品には各自が思い思いのペイントや装飾を施した。

 ギャラリー・ルデコでは、これらの作品とともに1階エントランス近くでCandle JUNさんのキャンドルエキシビションを展開、2階ではBIG SHOESさんがセレクトした5人のアーティストによる作品を展示している。1階カフェスペースでは会期中、カフェ経営などを手がけるトランジットジェネラルオフィス(港区北青山3)がケータリングサービスを行い、来場者が陶器にペイントできるワークショップも開設中。

 入場無料。4月29日まで。

DEBLI

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース