ユナイテッドアローズ(渋谷区神宮前2、以下UA)は4月27日より、UA原宿本店ウィメンズ館(神宮前2、TEL 03-3479-8176)でフェアトレード専門ブランド「ピープル・ツリー」と雑誌「ヴォーグニッポン」の協業コレクションを販売している。
フェアトレードは、発展途上国の小規模農園や手工芸職人に仕事の場を提供し、商品を適正な価格で取り引きすることで持続的な生活向上を支援する活動。1995年に会社設立したフェアトレードカンパニー(世田谷区)では自社ブランド「ピープル・ツリー」を立ち上げ、世界20カ国、60団体の生産者パートナーが作る食品や手工芸品などの輸入販売を手がけている。
今回UAが仕入れたのは、ヴォーグニッポン誌が選ぶニューヨーク、ロンドン、東京在住のデザイナー4人とピープル・ツリーのコラボレーションライン「People Tree for VOGUE」。各デザイナーが起こしたデザインをもとにインドやバングラデシュのフェアトレード生産者がオーガニックコットンや手織り布、ビーズなどの素材を用い手作りで仕上げた婦人ドレスのうち、計3型を販売する。
ニューヨークのデザイナー、サクーン(Thakoon)のドレス(20,000円)はコットンの手織り生地をふんわりとバルーン状にデザインしたワンピース。ロンドンのボラ・アクス(bora aksu)は赤いジャージー素材のドレスにアンティークのサリーで作ったインド製のベルトを組み合わせたセット(25,000円)、リチャード・ニコル(Richard Nicoll)は胸元にデコラティブなボリュームを持たせたシャツドレス(20,000円)を、それぞれデザインした。
UA原宿本店ウィメンズ館では1階にドレスを展示し、専用POPなどで商品情報や制作の経緯などを紹介。発表された「People Tree for VOGUE」の全商品は、ピープル・ツリーのオンラインサイトや「ピープル・ツリー表参道店」(神宮前5、TEL 03-5469-6333)などの直営店でも販売する。