「アースデイ東京」の来場者数が過去最大に-12万人動員

「アースデイ東京2007」は2日間で約12万人を動員。ライブや飲食ブースを目当てに多くの若者でにぎわった

「アースデイ東京2007」は2日間で約12万人を動員。ライブや飲食ブースを目当てに多くの若者でにぎわった

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 アースデイ東京2007実行委員会は、4月21日・22日に行われた「アースデイ東京2007」の累計来場者数が、過去最高の約12万人に達したと発表した。

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 例年と同様、代々木公園一帯を中心に行われた今年のアースデイ東京は、2日間ともに晴天に恵まれ、イベント広場の屋外ステージで行われたフリーライブをはじめ、公園内を埋めつくす露店や飲食ブースを目当てに訪れた多くの来場者でにぎわった。

 昨年の来場者数は2日間合計で約10万人。一昨年に記録したこれまでの最高記録=約11万人も大きく上回った今回の結果について、同実行委員会の中島悠事務局長は「ライブ目的に訪れる客が大半の例年に比べ、今年はアースデイ『そのもの』の参加者が多かったのでは」と振り返る。

 1970年米ウィスコンシン州で提唱された「地球の日」(4月22日)を発祥とするアースデイの活動は、1990年市民団体によって日本に「上陸」。2001年からは「アースデイ東京」と題し、代々木公園周辺を会場に大規模なイベントを展開してきた。

 イベントは、当初から実行委員長を務めるC.W.ニコルさんをはじめ、毎年ステージに立つ豪華なミュージシャン勢や著名人サポーターらの呼びかけ、有名企業などの協力もあり、市民団体による日本最大級のイベントに成長、全国的にも認知を広げた。

 こうした地道な活動に加え、地球規模で環境問題に対する関心が高まっている影響もあり、アースデイ「そのもの」に興味を持つ若者も増えてきているようだ。前出の中島事務局長も「今年は出展者側からの意見でも、ライブや飲食などの目的客ではなく『イベント全体を楽しんでいる人が増えた』という内容が多かった」と実感を語る。

 多くの若者が集まる渋谷・原宿エリアの中心に位置する代々木公園が「発信基地」となり、「地球のことを考えて行動する日」=アースデイの活動が、今後も一層広まっていくことが期待される。

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