渋谷マークシティ(渋谷区道玄坂1)レストランアベニュー4階に4月19日、「冷した石」の上で混ぜ上げるアイスクリームが人気の米大手チェーン「コールド・ストーン・クリーマリー」の新旗艦店が登場した。
同チェーンは全米で1,300店以上を展開、マイナス9度まで冷却した「コールドストーン」の上でカチカチと音をたてながらアイスとトッピングを混ぜる独自のスタイルが人気を集めている。
日本では、一昨年11月に六本木1号店をオープン、開業当初から店頭には長蛇の行列ができるなど話題に。六本木店に続き都内での旗艦店に位置づける渋谷店は、19日のオープン以来早くも近隣のOLや学校帰りの学生らでにぎわっている。
アイスクリームは、チョコやストロベリー、ミントなど10種類のアイスをベースに、フルーツやナッツ、ホイップクリームなどのトッピングを組み合わせたオリジナルの「コールド・ストーン・クリエーション」が常時26種類。できあがったアイスは、さくさくとしたワッフルの上に乗せて食べる。
1番人気は、スイートクリームアイスクリームにイチゴとスポンジケーキなどをトッピングした「ストロベリー・ショートケーキ・セレナーデ」。サイズは、レギュラーサイズの「ライクイット」(450円)、大サイズの「ラブイット」(580円)、特大サイズの「ガッタハブイット」(900円)から選べる。ワッフル(ボール、コーン)は別売りで各50円。店ではアイスとトッピングを好みで組み合わせる「クリエイト・ユア・オウン」(380円~800円)、各種シェイク(500円)なども提供している。
23日午後、学校帰りに立ち寄ったという港区内の中学に通う女子学生3人組は「テレビCMで見て来た。渋谷はみんなが通る場所だから六本木店よりも来やすい」と話していたほか、駅からの流れで行列に目を止め行列に加わるビジネスマンの姿も見られた。店のスタッフがアイスを混ぜながら時折声を合わせて歌うオリジナルの歌につられて足を止める客も多いようだ。
同店の内田和利ストアマネージャーは「(オープン直後の)週末はピーク時で約1時間の行列ができた。既存店でも女性客は多いが、ここは特に学生の姿が目立つ」と客層を分析。「アイス自体は30秒以内で調理できるので回転は早い」(同マネージャー)という。
渋谷店では店の外にカウンターテーブルを設置、店内には3卓(6席)のイートイン区画を設けた。ゴールデンウィークの集客に向け、5月7日まで井の頭線ホーム手前の特設スペースでキャンペーンを実施中。コールド・ストーン・クリーマリー渋谷マークシティ店(TEL 03-3476-0136)の営業時間は11時~22時。