「アースデイ東京2007」開幕-初日、多くの参加者でにぎわう

ファーマーズガーデンに「竹テント」で出店するべにや長谷川商店(北海道)。北海道産在来種豆や煮豆入りお焼きなどを販売

ファーマーズガーデンに「竹テント」で出店するべにや長谷川商店(北海道)。北海道産在来種豆や煮豆入りお焼きなどを販売

  • 0

  •  

 代々木公園一帯を中心に4月21日、「アースデイ東京2007」が始まった。今年のテーマは「LOVEみんな、地球でつながっている。」。初日は晴天にも恵まれ、会場は多くの参加者でにぎわった。

[広告]

 毎年人気を集める飲食店ゾーン「アースデイキッチン」には17店が出店。中でも、インド料理「マハッタ」(豊島区)には長い列ができていた。同ゾーンでは、恒例の「ディッシュ・リユース・システム」も導入。デポジット金100円で貸し出された食器で食事を済ませた後、参加者が自らが食器を洗い返却すればデポジットした100円が戻る仕組み。これにより、使い捨て食器をゼロにしている。昨年は2日間で10,921枚の食器が貸し出された。

 「東京朝市・アースデイマーケット」を企画したのはNPO法人アースデイマネー・アソシエーション。都内や関東近県の15の農家を集め、新鮮な野菜を販売している。このゾーンでは、日本の山林で竹の増殖が問題になっていることを背景に、千葉県成田市を拠点に活動するバンブーファクトリーが核となり切り出した竹を使った「竹テント」が初登場。同法人の嵯峨生馬代表理事は「和とエコがマッチする空間は、外国人の来場者にも好評」と話している。

 そのほか、オーガニック雑貨やクラフト作品を販売する「アースガーデン春」には約100のブースが出店するほか、CLUB KINGと共同でTシャツを販売するタワーレコードや、環境に関する本をそろえた青山ブックセンターなども出店。FUJI ROCK FESTIVALは、過去10年間の環境活動を紹介しているほか、「アースデイNPOビレッジ」には78団体が参加している。

 楽器や音響の電力をすべて天ぷら油をリサイクルしたバイオディーゼル燃料で発電をまかなう屋外ステージでは、さまざまなアーティストによるライブやトークイベントを開催。22日は、加藤登紀子さんとYaeさん親子や片山右京さんらがトークプログラムに出演する。

 主催側では、21日・22日の2日間で昨年を2万人上回る12万人の参加を見込む。

関連記事(シブヤ経済新聞)関連記事(シブヤ経済新聞)アースデイ東京2007

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース