衣料品製造・販売のトゥモローランド(渋谷区恵比寿西1)は4月19日より、自社のショールーム「Galerie Tomorrowland(ギャラリー・トゥモローランド)」(広尾2、TEL 03-5774-7085)でフランス在住のアーティスト夫妻、ヴァレリー・ロイさんとファブリス・モアローさんの来日エキシビションを開催する。
アート・カルチャーの発信を目的とした自社プロジェクト「トゥモローランド・ラボ」がプロデュースするイラスト展。作品を披露する夫妻はそれぞれ独自の作風で活躍してきたアーティストで、今回の企画のために各自が新作を描き下ろしたという。展覧会名は「パースペクティブ-ふたつの優しい視点-」。
これまでにもトゥモローランドと10年来仕事をともにしてきたというヴァレリーさんが描く作品は、庭に咲く花や陶器、服などヴァレリーさんのまわりにあるものをパステルトーンなどの柔らかいタッチで表現する女性らしい作品。一方、夫のファブリスさんの作品は、パリの街に並ぶ屋根を描いたものやランドスケープ画などの水彩画がメーン。同展では夫妻による計40点以上の作品を一堂に展示する。
オランダ大使館員の宿舎だったという一面白の壁が特徴の広尾ショールームに二人の「異なる視点」が捉えた描き下ろしの作品を並べ、会期中限定で併設するカフェには、これまでのトゥモローランドとの協業作品や過去の作品集なども展示するという。作品は同ショールームで展示後、直営店「メゾン ギャルリー・ヴィー」(港区南青山3)、「トゥモローランド渋谷店」(渋谷1)でも巡回展を行う予定。
トゥモローランド・ラボでは今後も、広尾のショールームをギャラリー拠点にアーティストの企画展などを開催していくという。同夫妻の来日エキシビションは4月22日まで。入場無料。