au携帯電話「INFOBAR」などのデザインで知られるプロダクトデザイナー、深澤直人さん初の作品集が5月に発売される。
深澤さんは、国内企業のプロダクトデザインや自身のブランド「±0(プラスマイナスゼロ)」のデザインを手がける一方で、四角い形状と独特なキーボタンが特徴の携帯電話「INFOBAR」を2003年に発売。同機種をはじめ加湿器(プラスマイナスゼロ)やCDプレーヤー(無印良品)などがニューヨーク近代美術館(MoMA)のパーマネントコレクション(永久保存作品)に選定された気鋭デザイナー。今年3月に開業した六本木・東京ミッドタウンのデザイン施設「21_21 DESIGN SIGHT」のディレクターも務めた。
初の写真集「NAOTO FUKASAWA」は英語版のみの発売で、発行元は英国の出版社「PHAIDON(ファイドン)」。MoMA永久保存作品に選ばれた作品をはじめ、時計(イッセイミヤケ)やインテリア、プラスマイナスゼロで発表した上履き型バッグなど、深澤さん独特のアイデアから生まれたこれまでの代表作が収められている。日本ではプラスマイナスゼロ青山本店(港区北青山3、TEL 03-5778-5380)でも販売を予定。価格は9,240円。
同本店では作品集発売を記念して、5月27日に深澤さん本人によるサイン会を開催する。4月16日から開始した予約受け付けに伴い、希望者のうち先着100人を招待。当日は15時~17時(予定)にサイン会を行う。