4月11日、恵比寿駅東口のバス通り沿いに小倉やきなこ、甘納豆などの「和風アイスクリーム」を提供するアイスクリーム専門店「ジャパニーズアイス 櫻花(おうか)」(渋谷区恵比寿1、TEL 03-5449-0037)がオープンした。ユニークなメニューとモダンで明るい店作りが早くも話題を呼び、店内は周辺に務めるOLや子連れの主婦などで連日にぎわっている。
同店は京都や都内で店舗プロデュース、飲食店経営などを手がけるウィンウィンアソシエイツ(東京オフィス=恵比寿西2)の新業態直営店。同社は再開発工事が進められている恵比寿駅前の大型ビル「エビスビル」1階で昨年10月までカフェ「オープニングカフェ」を営業していた。
同じ東口に物件を見つけ店舗開発に着手したのは半年ほど前。「一過性のものではなく長く続いていく『地元密着型』の店が作りたかった」と同社直営ユニット東京オフィスマネージャーの鈴木勇樹さんは話す。京都にも直営店を持つことから、店内で使う扉などの内装や食材の一部を京都から調達し「和」のテーストを随所に凝らした。
店舗面積は約13坪。店内にはカウンター11席も設けイートインにも対応する。白と淡い木目を基調にした店内は外からも目立つ明るい造りで、家紋風の模様や木彫りの飾りなどでポイントを作った。
メニューとして開発したアイスは、小倉やきなこ黒蜜、甘納豆のほか、梅、珈琲牛乳、印度ティーなど20種類以上。店頭ではこれらのメニューから季節感などを考慮してピックアップした12種類を提供、今後新メニューも開発予定。バナナやかぼちゃ、リンゴなどの野菜・フルーツを使ったアイスも提供する。
アイスはカップ売りが基本。メニュー名に「櫻(さくら)」が付く盛り合わせメニューは、アイス3種盛り・小カップ(150ml)の「山櫻」(380円)をはじめ、3種盛り・中カップ(280ml)の「枝垂(しだれ)櫻」(680円)、5種盛り・大カップ(500ml)の「八重櫻」(1,200円)を用意。単品は温かい蜜だれをかけて食べる「みつだれアイス」(480円)を提供する。アイスにはすべて、さくっとした食感のせんべいと塩こんぶがセットで付く。ドリンクはコーヒー(350円)、ココア牛乳(380円)ほか。
営業時間は11時〜23時30分。メニューは食材がなくなり次第終了する。