13人のプレーヤーが行う集団「ロシアンルーレット」をモノクロフィルムに映し出すゲラ・バブルアニ監督の長編デビュー作「13/ザメッティ」(R-15指定)が4月7日から、シネセゾン渋谷(渋谷区道玄坂2、TEL 03-3770-1721)ほか全国でロードショー公開される。
22歳の主人公セバスチャンが何も知らずにたどり着いた小屋で遭遇する「ロシアンルーレット」を軸に展開するサイコサスペンス。グルジア出身の若手ゲラ・バブルアニ監督が、自身で脚本を書き下ろした息をのむような展開を「一滴の血」も登場させず繊細な心理描写で描き出した。
同作はベネチア国際映画祭で最優秀新人監督賞を受賞、作品は来年中の公開をめどに、バブルアニ監督自身によるハリウッド版リメークが早くも決定するなど注目を集めている。日本ではエイベックス・エンタテインメントが配給を手がけ、同7日よりロードショー公開。カフェ企画や協業Tシャツなどでプロモーションを加速させる。
青山のカフェ「ダイニング・カフェ・シアター」(渋谷2、TEL 03-5467-8807)では上映期間中、映画に関連した2種類の限定カクテルが登場。ともにウオッカベースの「スリリング」な味を表現し、各900円で提供。店内では公開に先がけパネル展も開催している。Tシャツでコラボするのは新宿伊勢丹、原宿・ファクトリーなどでも取り扱いのある国内ブランド「ヴィリディアン」。モノクロフィルムの映画にあわせ白・黒2色のオリジナルTシャツ(各6,000円)をデザインした。