伊宝飾ブランドの「ブルガリ」は11月、表参道にカフェを併設した旗艦店を開設する。ブルガリは今年12月に旗艦店「ブルガリ銀座タワー」(11階建て)の開業も控えており、今後日本でのブランド構築を強化する構え。
「ブルガリ表参道店(仮称)」は、竹中工務店が建設中の商業ビル「GYRE(ジャイル)」(渋谷区神宮前5)内に開く。イヴ・サンローランなどの高級ブランド店が入居していたエスキス表参道(昨年1月に閉館)の建て替え計画として着工した同ビルにはすでに、シャネルなどの出店が決まっている。
店舗は2階層で、総売り場面積は約520平方メートル。表参道に面した1階路面のエントランスには、時計と宝飾品を扱う売り場、皮革雑貨、そのほかの小物を扱う売り場にそれぞれ個別の入り口を設けフロアを差別化。各売り場へは店内で自由に移動できる仕組み。時計・宝飾品フロアの2階部分には、ブライダル・コーナーを開設する。
2階「ブルガリ・カフェ」はオープンエア・テラス付きのカフェで、店内ではイタリア菓子やチョコレートなどを提供するという。ビルは11月初旬にも開業予定。
ブルガリは12月にオープンする同銀座タワー内にもレストランやラウンジを開設するほか、昨年はバリに高級リゾートホテルを開業するなど空間演出業にも力を入れている。