渋谷で「世界一」ずくめのプロモ-「ギネス」本口コミ効果狙う

31日、ブックファースト渋谷店に「世界一」Tシャツ着用のスタッフが出動。ギネス世界記録プロモで

31日、ブックファースト渋谷店に「世界一」Tシャツ着用のスタッフが出動。ギネス世界記録プロモで

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 渋谷の大型書店「ブックファースト渋谷店」(渋谷区宇田川町)で3月31日午後、「ギネス世界記録2007」(ポプラ社)の口コミ効果を狙った店頭プロモーションが行われた。

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 この日店頭に立ったスタッフは5人。ギネス記録本の装丁と同色のラメのトップスに販促メッセージが書かれたTシャツを着用し、「動くポップ」として約5時間にわたり店頭でチラシとティッシュを配った。

 プロモーションの特徴は、同書のテーマをストレートに印象付ける「世界一」のコピーを多用した点。渋谷駅・銀座線のホームには「世界一のポスターです。」と書かれた巨大ポスターを掲出したほか、ブックファーストの店内ポスターやスタッフTシャツにも同様に「世界一の・・・」と書かれたコピーを記載した。

 ブックファースト店頭では、「世界一のチラシ配りです。」のメッセージが書かれたスタッフがチラシを、「世界一のティッシュ配りです。」のスタッフがティッシュをそれぞれ配布。同様に「世界一」と書かれた各チラシとティッシュの裏面には「世界一高いモヒカン=(  )センチ」「世界一飛んだ紙飛行機=(  )メートル」などの文面をイラスト付きで掲載し、通行人の興味や口コミ効果を誘うプロモーションを展開した。

 エントランス付近や店内のギネス本コーナーでは「世界一の立ち読みです。」と書かれたTシャツを着たスタッフが延々と立ち読みする姿も。同書を発行するポプラ社販売局の青木泰子課長は「これまでのギネス世界記録本は店頭でも児童書コーナーなどに置かれていた。今年からは大人向けに新聞広告なども出している」と説明。ターゲットを大人層まで広げたことで「売り上げも伸びている」(同前)という。

 プロモーションでは「サブカルチャーの発信地」として渋谷を選んだ。今回の企画・クリエーティブは博報堂によるもの。当日店頭プロモーションに立ち会った同社コピーライターの小薬元さんは「ブログなどで『こんなティッシュをもらった』などと広めてもらえたらと思い企画した」と話していた。

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