ドーナツチェーン「ミスタードーナツ」を運営するダスキン(本社=大阪府吹田市)は4月20日、渋谷・公園通り沿いに高価格帯のドーナツを提供する新業態店「andonand(アンドナンド)」1号店を開業する。
従来のミスタードーナツで「空白商圏」となっていた都心部の顧客層をターゲットに「大人のミスド」を打ち出し、今年度中に都内周辺で6店舗の出店を目指すほか、今後全国でのフランチャイズ展開も視野に入れるという。店名の「アンドナンド」は、and=次々と、dona=ドーナツ・貢献、nando=何度でも、などの言葉を重ねたもの。
1号店は、渋谷公園通り「C.C.レモンホール」(旧渋谷公会堂)近くの商業ビル内に開く。店舗名称は「アンドナンド 渋谷公園通りショップ」(渋谷区宇田川町、TEL 03-5428-5050)で、客席数は100席(禁煙席=62席)。内装は白と木目を基調に「落ち着きやくつろぎ感を出す」(同社)という。
主力のドーナツは、従来に比べ80円~120円ほど高い180円~250円が中心価格帯で、高級食材を使い「プレミア感」を出す。ミスタードーナツ初の焼き菓子は新メニューを一から開発、軽食類はイタリアンデリをイメージした「総菜パイ」を提供する。コーヒーは、非営利環境保護団体「レインフォレストアライアンス」認証のコーヒーをベースに、レギュラー、カフェラテを充実させる。価格は300円~410円。
想定客単価は690円。渋谷1号店では初年度の月間売上高=1,760万円を目指す。営業時間は8時~23時。