恵比寿ガーデンプレイス(渋谷区恵比寿4)は3月9日より、カナダのメープル製品をフード企画、物販などで紹介する春のフェア「MAPLE MAGIC(メープル・マジック)」を開催している。
フェアは、楓(カエデ)の樹液から作られ、世界的にも知られるカナダ産のメープルシロップをテーマにした複合イベント。会期中はセンター広場内に高さ約5メートルのモニュメントを設置し、週末を中心にライブやトークショーなどのイベントを開催、飲食各店ではシロップを使ったオリジナルメニューを提供する。フェア開催にあたり、カナダ・メープル製品メーカーの総代表「ケベック・メープル製品生産者協会」(本部=カナダ・ケベック州)が全面協力した。
フード企画で限定メニューを提供しているのは、「ジョエル・ロブション」や「ウェスティンホテル東京」内の店舗を含む計36店。アジアンカフェ「ル シノワクラブ」は、豆腐で作った白玉にメープルゼリーをのせた「白玉とメープルゼリーのスープ」(650円)を提供、イタリアン「ブコ・ディ・ムーロ」はバルサミコ、メープルシロップのソースで食べる「スモークした鴨のローストくるみと季節野菜のサラダ仕立て」(1,470円)を用意したほか、京料理「銀沙灘 光仙」からは、メープルシュガー入りのすし酢を使った独自メニュー「春のメープルちらし」(2,200円)も登場した。
恵比寿三越地下2階フードガーデンでは、ケベック州生産者コンテストで最優秀賞受賞の実力を持つメーカーの製品をはじめ、シロップを煮詰めて作ったスプレッド(パンやクラッカーなどに塗るもの)や果実をシロップで煮詰めて作るコンフィチュールなどを販売。シロップは、カエデの葉のかたちをしたものや、本場カナダの砂糖小屋をイメージした容器に入れる限定品も提供する。
センター広場・特設モニュメント周辺で行われるイベントは、雪に見立てた氷の上に煮詰めたメープルシロップを垂らし飴状に固める「メープルトフィー・メーキング」の体験イベント、カナダ人ミュージシャンらによるジャズライブ(ともに土曜・日曜・祝日のみ)、料理家の有元葉子さんによるトークイベント(3月17日)など。広場内の特設ブースでは、施設内で販売するメープル製品全品を紹介、ガーデンプレイスタワーなどでもパネル展やビデオ放映を行う。7色に光るモニュメントは、各日18時~23時に点灯する(イルミネーションショーは21時まで)。4月15日まで。