ムジャキフーズ(渋谷区恵比寿4)は2月15日、恵比寿に「貝焼き」をメーンに提供する日本料理店「貝焼き 雲泥(うんでい)」(東3、TEL 03-6419-8341)をオープンした。
同社から業務委託を受け同店の店長を務める影山三男さんは、浅草や白金の懐石料理店などで約30年間にわたり修行を積んだ日本料理一筋の料理人。決められた料理が提供される通常の懐石料理ではなく、「そのときの気分で食べたいものが選べる『お客様が主役の店』を作りたい」との思いで店を出したという。
場所は恵比寿駅東口、「恵比寿1」交差点を1本入った線路沿い。通りに面した正面の入り口には看板を置かず、「隠れ家」らしさを出すためビルの裏側にメーンエントランスを設けた。店舗面積=約17坪、客席数はカウンター=8席、テーブル=12席(3卓)。内装は民族調のニットカーテンと外国で買い付けたというデザイナー製の椅子でカラフルに仕上げたのが特徴。
料理はすべてコースで、メーンの貝焼きを自由に選べる3種類を用意した。「貝焼きコース」(8,000円)は、「あえて料理を少なめにした」(店長)という貝料理中心のコース。「雲泥コース」(10,000円)では、先付や煮物、食事などに貝焼きを加えた本格懐石を提供。最上級は、貝類に加えアワビや伊勢エビ、佐賀牛などの「特選素材」を焼き物として提供する「雲泥おまかせ」コース(15,000円)。各コースでは、メーンの焼き物を好みで選べるほか、貝類は常時10種類以上を取りそろえるという。
アルコールは、日本酒13種類(800円~)、ワインは白=13種類、赤=15種類(グラス=1,200円~、ボトル=6,000円~)をそろえた。焼酎、ビールは800円から。想定客単価は15,000円。
店長の影山さんは貝焼きの店を出した理由について「新鮮な貝はシンプルな味付けで少し焼くだけでふんわりと甘みが出ておいしい。貝をメーンに『選べる楽しさ』もある店を出したかった」と話す。カウンターには新鮮な野菜も用意し、「お客様の要望で好きなように調理する」という。月間売上目標は450万円。営業時間は17時~23時(日曜定休)。