トウキョウ・デジタルミュージック・シンジケイツ(渋谷区神宮前5)は1月30日、世界のクラブミュージックを配信する音楽ダウンロードサイト「WASABEAT(ワサビート)」を正式オープンした。
グローバル版「WASABEAT.COM」と日本語版「WASABEAT.JP」を同時オープンし、両サイトのコンテンツを共用。世界で知られるクラブミュージックをはじめ、これまでアナログでしか購入できなかった音源や日本未入荷の楽曲も取りそろえ、「良質でアンダーグラウンドなダンスミュージックが好きな音楽ファン」(同社)の利用を見込むという。
楽曲のジャンルは、ハウス、テクノ、ヒップホップ、レゲエ、エレクトロニカ、ドラムンベースなどクラブミュージック全般。サイト開設当初は約15,000曲をリリースし、2008年までに10万曲まで増やす予定。ファイル形式は、「wav」「mp3」の2形式に対応。「CDと同じ音質」というwavフォーマットは、クラブなど大きな空間で流す大音量にも適しているという。
配信楽曲は、新譜であれば8週間以内のものにはレーベル指定の「ニューリリース価格」を適応。1曲あたり230円~360円の割高価格となるが、8週目以降はリリース価格よりそれぞれ30円安い通常価格になる仕組み。wav形式でダウンロードする場合は、各楽曲につき100円加算される。
サイトでは、世界地図を動かし国や都市から各地の音楽レーベルを検索できるユーザーインターフェース「BEAT MAP」を搭載。週間ダウンロードランキングはトータル、ジャンル別に掲出する。今後は、著名DJのプレイチャート情報や楽曲ミックスの配信、プロモーション用の無料ポッドキャスティング機能なども企画する予定。
クレジットカード決済に加え、日本語版ではコンビニなどで購入できるプリペイド式電子マネー、ビットキャッシュも導入予定。(写真=「WASABEAT.JP」トップページ)