過去3回の開催で約5万人を動員した人気ファッションイベント「東京ガールズコレクション」（以下TGC）が3月、中国で初めてイベントを行う。同イベントを企画・運営するゼイヴェル（港区）が1月29日に明らかにした。

　ECサイト「ガールズウォーカー」など複数のネット媒体でEコマース事業を手がけるゼイヴェルの看板イベントが中国・北京に初上陸する。2005年8月、国立代々木競技場第一体育館（渋谷区神南2）で幕を開けたTGCは、蛯原友里さん、押切もえさんら人気ファッションモデル数十人を起用し、特設のランウェイでファッションショーを行う複合イベント。参加するのは、「SHIBUYA 109」に出店するブランドなど若い女性に人気を誇るカジュアルブランド。会場では携帯電話を使いショーに登場した服をその場で購入できるシステムも導入している。

　イベントは夏と春の年2回。メーンテーマに「日本のリアルクローズを世界へ」を掲げ、現代美術家、村上隆さん率いるアートイベントとのコラボレーションや、パリ見本市での凱旋ファッションショーなど「世界」を意識した取り組みも実現させてきた。

　北京では「TGC in 北京」と題し、中国服装協会主催の博覧会に参加。同博「ジャパンパビリオン」のメーン企画として、大型スクリーンや音響・照明などの演出もそのままに「華やかなファッションショーを北京に再現」（同社）。ショーでは、日本の人気モデル十数人と中国のモデルが「共演」するという。ショーは3月26日に開催。

　中国服装協会は「日本の人気ブランドによる最新のファッションショーは、中国のファッション界で大きな注目を浴びると確信している」とコメントしている。なお、今年3月に開催を予定している第4回TGCは、メーン会場の代々木競技場第一体育館が整備工事に入るため、会場を横浜アリーナに移して行われる。（写真＝第3回東京ガールズコレクションの様子©Tokyo Girls Collection by girlswalker.com 2006 A/W）

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