1948年の創刊以来、総合生活誌として発行を続けてきた老舗雑誌「暮しの手帖」(暮しの手帖社刊)が新編集長を迎えるにあたり、リニューアル第1号の発売を記念したトークイベントを渋谷パルコの書店内で開催する。
1月25日発売の「26号」から編集長に就任するのは、中目黒の古書店「COW BOOKS(カウブックス)」の代表、松浦弥太郎さん。カウブックスは2002年10月、目黒川沿いの路面に店をオープン。シルバーのインテリアを取り入れた現代風の店内には、音楽関連の著書やビンテージの洋雑誌、日本文学の文庫本など幅広い分野の書籍が並ぶほか、2003年12月には南青山の「ドラゴンフライカフェ」内に2号店もオープンした。
松浦さんは一方で、雑誌などの連載に加え、随筆集「くちぶえサンドイッチ」(ダイエックス出版)などの著書も多く手がける文筆家。今回、創刊以来一切の一般広告を掲載しないなど独自の編集理念を通してきた同誌の新編集長に抜擢された。
最新号では電化製品や日用品などを誌面上でテストする定番企画「商品テスト」をはじめ、作家・立原道造(1914-1939)の論文に登場する「ヒヤシンスハウス」の特集、味噌汁・おにぎりの紹介記事などを掲載する。
渋谷パルコ・パート1、地下1階の書店「リブロ」(TEL 03-3477-8736)で同28日に開催するトークイベントには、新編集長の松浦弥太郎さんと同誌編集者が参加。25日より、同書店で参加整理券(無料、先着順)を配布する。イベントは15時~。(写真=1月25日発売「暮しの手帖」最新号の表紙)