戦車や機関銃の銃口から花の生えた独特のデザインモチーフをアイコンに平和を呼びかけるアートプロジェクト「retired weapons(リタイアード・ウェポンズ)」(本部=港区)がプロデュースする期間限定カフェが1月25日、港区北青山にオープンする。
リタイアード・ウェポンズは、広告業界などで活躍するアートディレクターの徳田祐司さんとプロデューサーの石川淳哉さんが中心となり、2005年1月に発足した平和プロジェクト。当初はウェブ上で活動を展開し、同年夏からは独自イベントやデザインイベントへの参加など活動を本格化。「誰かを悲しませたり、傷つけてはいけません」などのスローガンを掲げ、「デザイン」を通じた平和提唱を続けている。
限定カフェは、外苑前駅近くのカフェ「sign(サイン)外苑前」(港区北青山2、TEL 03-5474-5040)内に開く。店名は「cafe retired wepons(カフェ・リタイアード・ウェポンズ)~美しいピース!」。期間中は手榴弾型のケーキ(写真)を提供するほか、コースターにもオリジナルイラストをデザイン、ポスター掲出やグッズ販売も行う。
ケーキは、チョコレートムースとスポンジを使った手榴弾型のベースに、カカオパウダー製の「花」を添えたもので、1日=50個の限定メニュー。会期中、店内では「seed of peace」と名付けた種(たね)も無料配布する。営業時間は11時~翌3時。1月31日まで。