エキサイト(渋谷区恵比寿4)は英国の金融情報サイト大手「ADVFN」と提携し、日本語対応のコミュニティサイト「エキサイトファイナンスADVFN」を開設した。本国版を運営する英ADVFN PLC.(本社=ロンドン)によると、同サイトの登録ユーザーは120万人、月間アクセス数は1億PVに上るという。
昨年9月、同日本法人のADVFNジャパン(港区)に2億5,000万円を出資し資本提携するとともに、同日本版サイトとの連携を進めてきた。エキサイトが「今後力を入れる」(同社)とする金融情報サービスの中核に位置づけ、ユーザー層の拡大を狙う。
新サイトは1月17日、自社の金融サイト「エキサイトファイナンス」内に開設した。サイト内容は日本法人が運営する「ADVFN.COM」(日本版)とほぼ同様だが、エキサイトファイナンスADFNでは詳細情報を閲覧するために必要なIDが「エキサイトID」(登録無料)となる。
ユーザーはサイト内で各国の株価情報や取引所の投資情報などの基本情報を閲覧できるほか、保有銘柄が登録できる「ポートフォリオ」ページでは、最新評価額を表示するサービスを提供。ユーザー同士が意見交換できるコミュニティー機能も設ける。
サイト内では、日本の主要取引所をはじめ、欧州各国やシンガポール、南アフリカなど世界27カ国の金融情報が閲覧できる。内容は、各国の株価や市況情報、外国為替、投資信託情報など。株式ランキングやニュース、金融用語集などの情報も併せて提供する。エキサイトは今後、同サイトを活用した広告販売も視野に入れるという。(写真=「エキサイトファイナンスADVFN」トップページ)