ユニバーサルミュージックは12月6日と7日、渋谷109前イベントスペースで特殊音響装置を使った福山雅治さんの新アルバム発売プロモーションイベントを開催している。
特設スペースに置かれたスピーカーは8基。いずれも「超指向性音響技術」と呼ばれる、音を一定方向に送ることができる音響システムを採用した最新機器で、数十メートル離れた場所にも同じ音圧を届けられるもの。
ユニバーサルミュージック「ユニバーサルJ」A&Rグループの亀山清輝さんによると、前日夜のテスト段階で音は50メートル以上離れた横断歩道の向かい側にも届いていたという。離れた場所で聞こえる音は、「耳もとで聞こえるようなクリアな音」(亀山さん)。スピーカーからは、「福山です」「よろしくどうぞ」などと福山さんの音声がこだまし、道行く人も足を止めていた。
特設空間には、LEDを使った最大111インチのビジョンをはじめ、小さいものも含め17面のモニターを設置しプロモーション映像を放映。ハチ公前スクランブル交差点でも4ビジョン連動でCMを流している。会期中の2日間は、新譜のジャケットをモチーフにしたモノクロの風船も配布。新アルバム「single collection 5年モノ」は同6日に発売される。(写真=渋谷109前の特設スペース)