東急ハンズ（渋谷区道玄坂1）は来年3月下旬、さいたま市・大宮駅前の複合商業施設内に「東急ハンズ大宮店」（仮称）をオープンする。埼玉県内への初出店で新たな商圏エリアを開拓、新規顧客の獲得を狙う。

　出店するのは、「ダイエー大宮店」の4階と5階。ダイエー大宮店はハンズの出店と同時に、専門店施設「OPA（オーパ）」の新規出店を含む大型リニューアルを実施予定で、隣接する既存の「丸井」「DOMショッピングセンター専門店」とともに施設全体の「再構築」（ダイエー）を計画している。

　ダイエーによると、大宮駅の1日あたりの乗降客数は61万人。県内でも最大規模の駅前商業エリアに、同社初の「東急ハンズ」ブランドを導入することで、今後「幅広い客層と広域からの集客」（同社）を見込むという。

　東急ハンズが出店する4階・5階は従来、チャイルド、文具・玩具、インナー（4階）、メンズ（5階）を展開していたフロア。店舗面積＝5,200平方メートル、売場面積＝3,400平方メートルで、手作り関連の製品・道具や住生活全般の商品を扱う。

　東急ハンズは既存店の減収傾向対策として、今年11月に渋谷店の資産売却を発表。売却により得た利益を今後の「事業再構築に充てる」としている。来年オープンする「ららぽーと横浜店」（仮称）を含め、3月までに全国17店舗を展開予定。

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