渋谷の地下ギャラリー「NANZUKA UNDERGROUND」(渋谷2、TEL 03-3400-0075)は12月2日より、イラストレーター、黒田潔さんによる個展「DISCOLOR」を開催する。
黒田潔さんはこれまでに「スタジオ・ヴォイス」「デイズド&コンフューズド ジャパン」といった雑誌のアートワークや、平井堅のアルバムなどのイラストやアートディレクションを手掛けてきた。2003年からフリーとなり、新宿駅南口に巨大な壁画が出現した「新宿サザンビートプロジェクト」のウォールグラフィックで2005年度のグッドデザイン賞を受賞した。
3回目の個展となる今展では、「退色・腐食」をテーマに約20点の新作絵画と立体作品1点を展示。黒田さんが一貫してモチーフにしてきた植物や昆虫、動物たちの生命を黒一色の繊細な描線で描いている。9日には切り絵作家、福井利佐さんらとのトークショーも予定されるほか、会場では初の作品集となる「Uncolored(アンカラード).1 Kiyoshi Kuroda」(弓立社刊、1,575円)が限定先行発売。ビクトリノックスとコラボレーションしたマルチツール(3,150円)、ショッピングバッグ(6,800円)などの関連グッズも販売される。
入場無料。12月29日まで。©黒田潔