12月1日にリニューアルオープンした新潟県の情報発信拠点「表参道・新潟館 ネスパス」(渋谷区神宮前4、TEL 03-5771-7711)前に高さ約2メートルの巨大雪だるまが出現、クリスマスで賑わう表参道の街に「華」を添えている。(写真)
2001年開業の同館は今年6月、近隣の大型商業施設「表参道ヒルズ」開業に伴い来場者数が急増したことから施設のリニューアルを発表。物販、飲食スペースの新設にあたり、店を運営する民間企業を公募していた。公募の結果、選ばれたのは地元・新潟県魚沼市で食品の製造・加工を手がける「ゆのたに」。利用者の需要が高い店舗機能を民間に委託することで、今後安定した集客を見込む。
出現した雪だるまは、湯沢・苗場スキー場から運び込まれた雪で作られた「純新潟産」の手作り感あふれる力作。使われた雪は4トントラック2台分に上るという。オープン同日のこの日は、沿道で地酒「八海山」が振る舞われ、道行く人も足を止めていた。
リニューアル後の主な施設構成は、1階=県産品の物販とイベントスペース、地下1階=飲食店「食楽園(しょくらくえん)」(TEL 03-5775-4332)。物販では、米や漬け物、豆腐などの加工食品、地酒など地元特産物約700品目を取り揃えた。地酒はボトルに加えカップ酒も充実、カップは約70種類を取り扱う。テークアウトコーナーには、おにぎりや弁当も。牛乳を使ったケーキや米のスナックなど各種菓子類も販売している。
地下1階・食楽園は、県産品の食材を使った料理を提供する和食店。ランチメニューは「だし茶漬け膳」(850円)、「けんちん汁膳」(880円)、「焼き魚膳」(980円)など常時4種類以上。夜は地酒、地ビールと食事を提供する。店舗面積は約35坪、客席数=63席。
1階・イベントスペースでは地元文化の紹介など県のPR活動を展開。営業時間は、物販=10時30分~19時30分、飲食=11時~14時30分(ランチ)、17時~22時(ディナー、日曜・祝日は20時まで)、イベントスペース=10時30分~18時30分。