タレントの松尾貴史さんが著名人などの顔に似せて作る折り紙アート「折り顔」を集めた展覧会が、外苑前のギャラリーで開催されている。会場は「スペース・インタート」(港区北青山2、TEL 03-3475-8606)。
1960年、神戸市出身の松尾さんは、大阪芸術大学でグラフィック・デザインを学んだ経歴を持つ。卒業後TVやラジオ出演、エッセイなど幅広い分野で活躍する傍ら、1996年に自身初の本格的な個展を開催、一枚の紙(正方形)で切り込みを入れずに折る精密な折り紙アートが話題を集めた。その後、安斎肇さんや故ナンシー関さんらと開いたグループ展で作品を披露してきたが、展覧会で作品を発表するのは7年ぶり。
展覧会名は「松尾貴史 折り顔展 2006」。会場では、黒柳徹子さんや筑紫哲也さん、タモリさんなどの著名人に加え、ウルトラマンやETなどのキャラクターなど色も形もさまざまな大小42点の「折り顔」を展示し、一部新作も披露している。入場無料。10月8日まで。(写真=筑紫哲也さんの「折り顔」©松尾貴史)