NPOフレンドリーデーインターナショナル(渋谷区恵比寿西2、以下F.D.I.)は9月中旬より、不要になったTシャツを裏返し新たなデザインをプリントする「リユースTシャツ」プロジェクトの一環として、ネット上でTシャツの物々交換を受け付けるオンライン企画を展開している。
企画が展開されているのは、伊藤忠商事が運営する招待制のコミュニティーサイト「cocommune(ココミューン)」。サイトではこれまでに、F.D.I.の活動内容を追った特集記事を2回にわたり掲載、3弾目の企画としてTシャツの物々交換が実現した。
サイトにアクセスしたユーザーは、専用コンテンツの宛先に不要Tシャツ3枚を送ると、後日F.D.I.からオリジナルのリユースTシャツ1枚が届くもの。初回となる今回はあらかじめ50枚のリユースTを用意し、不要Tシャツ150枚を回収。集められたTシャツのうち100枚はFDIに寄付、残りの50枚は物々交換用に新たなプリントが施され、新たなリユースTシャツとして物々交換が巡回される仕組みになっている。初回分のリユースTシャツは、販促用のTシャツをエキサイト(恵比寿4)が提供したもので、裏返した青地のTシャツには同企画オリジナルのプリントがあしらわれる。プリント部分は5色展開。
2002年、雑貨メーカー「スーパープランニング」(本社=静岡県)の取り組みの一環で環境イベント「アースデイ」に初出展した同プロジェクトは現在、その活動をF.D.I.に委託している。スーパープランニングは、プリントやデザインワーク、「ミスター・フレンドリー」のキャラクター提供などを行っている。(写真=不要Tシャツと物々交換される「リユースTシャツ」)