シブヤテレビジョン(港区)は10月1日、渋谷駅ハチ公口スクランブル交差点の一角に大型ビジョン「シブヤテレビジョン2」を開設する。場所は、薬局「三千里薬品」(渋谷区神南1)の2階部分。
現在、スクランブル交差点から見渡せる大型ビジョンは、Q’s EYE(QFRONT)、スーパーライザ(渋谷センター街入口)、109-2ビジョン(109-2)の3基。新たに設置されるビジョンは、面積=19.2平方メートルで、画面サイズはほかの3基に比べ小さいが、目線の高さに近い2階に位置するため視認性が高く、「ビジョンとしての立地条件は良い」(関係者)という。ビジョンはパナソニック製を使用。ハチ公前交差点にあるビジョンでは初めて、NHKが災害時に流す「緊急時災害放送」にも対応する。
シブヤテレビジョンはすでに、タワーレコード渋谷店やヒューマックスパビリオンビル、センター街・ABCマートなど計5カ所に中型の街頭ビジョンを設置。5基を連動させる形で、CMやプロモーションビデオ、映画情報などの広告媒体事業を手掛けている。
広告料金体系は既存5基を加えた計6基でのネットワーク放映が基本で、15秒のスポット枠を1時間に4回、7日間連続放映した場合は125万円。ハチ公前交差点の既存3基を加えれば、宇田川町界隈の9基で同時にCMなどを放映することが可能になる。同社にとって初の「駅前」ビジョンが加わることで、ナショナルクライアントの取り込みを強化する構え。
9月24日からテスト放映を開始し、10月1日に放映を開始する。(写真=完成イメージ)