ダイショウ・ティーディーエー(港区南青山5)は9月15日、高級スーパー「紀ノ国屋」跡地を含む北青山の約1,000坪の土地に計画している大型商業施設の概要を発表した。
施設名称は「AO(アオ)」で、「青山」と「会おう」の発音から命名された。敷地面積=3,336.99平方メートル、延べ床面積=21,932.80平方メートル。施設は低層部と高層タワーの2棟で構成され、低層部は地下2階地上5階建て、高層タワーは地下2階地上16階建て。高層タワーの高さは、通常の商業施設では約25階建てに相当する約90メートルで、ワンフロアの高さにゆとりを持たせるという。テナントは未定だが、地階には2003年に同地を売却した「紀ノ国屋」が再出店する予定。
商業コンサルタントは、浜野総合研究所(港区北青山3)、フェイバリット(渋谷区渋谷1)、坂倉建築研究所(港区)、丹青モールマネジメント(台東区)で構成される「TEAM HAMANO」が行う。今月中に着工し、2008年11月のプレオープン、2009年春のグランドオープンを目指す。
着工前の同所には約100トンの砂利が敷き詰められ、浜野安宏さん(浜野総合研究所社長)のプロデュースにより「白の一週間」と題したイベントを開催。9月15日には、約700名の関係者を集めてレセプション・パーティーが開催され、ファッションデザイナーの菱沼良樹さんが監督するダンスパフォーマンスも行われた。(写真=完成イメージ)