渋谷「マルキューメンズ」増床、新フロアに高級感

リニューアルオープンした「109-2」6階・メンズフロア

リニューアルオープンした「109-2」6階・メンズフロア

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 9月15日、渋谷駅前の商業施設「109-2」6階に、新たな大型メンズフロアがオープンした。

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 東急モールズデベロップメント(TMD、渋谷区道玄坂1)は3月、細身でセクシーな商品を値頃感のある価格帯で打ち出す「渋谷系メンズファッション」を打ち出し5階を大型リニューアル。第2弾となる6階の改装で両フロアを「マルキューメンズ」とし、レディス中心の「SHIBUYA109」(以下「109」)に匹敵する柱へと成長させる方針。

 この日オープンした6階は、5階に比べモノトーンを基調にした店舗が目立つなど、内装は全体的に落ち着いた印象。TMD企画開発本部テナント企画部主任の中尾玲奈さんは、「(6階は)高級感、上質感が出るようにできるだけシンプルな内装を心掛けた」と話す。5階と同様、フロア全体のトーンは黒で統一。床には大理石調の黒いタイルを敷き詰めた。

 新フロアに出店したのは、メンズウェア9店舗と、レザー小物のセレクトショップ1店舗を合わせた10店舗。半数は、すでに5階に出店済みの企業が手掛けるテナントとなる。原宿エリアで複数の路面店を展開、初の施設内ショップとして5階に「シルバーバレット・ミダス」を出店しているパワーボム(渋谷区神宮前6)もその一つ。新規オープンした「フーガ」は、「20代半ば以上の客層を意識し『キレイめ、シンプル』な店作りを心掛けた」(広報の奥村祥國さん)という。新店舗では、ワンポイントのロングTシャツやシャツに加え、4万円台のテーラードジャケットも取り扱う。

 多いときで週2~3回は同館に通っているという会社員の松田さん(30歳)は、朝一番から来店し「Xfrm(トランスフォーム)」でラインストーン付きのニット帽を購入、ほかにもたくさんの紙袋を抱えていた。3年ほど前から109のレディスショップで一部販売されているメンズ商品を購入し始めたという松田さんは、「レディスの店や路面店だと入りづらい空気がある。見たい店に一気に回れてうれしい」と話していた。朝一番の客にはカップルの姿も。ともにと内で働くフリーターだという21歳(女性)、23歳(男性)のカップルは、互いに付き添い109や109-2を行き来することも少なくないという。「(メンズフロアのオープンで)デートコースが増えた」と話していた。

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