9月16日、渋谷ロフト（渋谷区宇田川町）2階に上海の人気中国茶カフェ「一茶一坐（イーチャイーヅォ）」の日本1号店（TEL 03-3463-8585）がオープンする。

　時間をかけて茶を楽しむ伝統的な喫茶店として台湾に本店を構えていた「一茶一坐」は2002年、カジュアルスタイルへと業態をリニューアルし、上海での展開を開始。オリジナルのガラス茶器で提供する中国茶とヘルシーなメニューが話題を呼び、中国大陸に30店舗以上を構える人気店へと成長した。

　日本では「newsDELI（ニューズ・デリ）」のトータルプロデュースを手掛ける青島邦彰さんがライセンスを取得、運営会社「タスメイト」（渋谷区東4）を立ち上げ展開をスタートする。1号店として開く渋谷ロフト店は、これまで倉庫として利用していた空間をリニューアル。自然採光を生かした吹き抜けの店舗は、白と木目を基調にしたモダンな内装が特徴。店舗面積は約202平方メートル。店内にはカウンターを含め全103席を設ける。

　中国茶（550円～1,200円）は、季節毎に25～30種類をラインナップ。スタッフが専門的な道具と作法で入れる本格的な「巧夫茶」（13種類、2,500円～6,000円）も提供する。果実入りのフルーツティー（9種類、400円～800円）はデザート感覚でも飲めるという。フード類は、テーブルで温めて食べる煮込み料理「BAO」（9種類、600円～750円）、中国の茶葉を使った各種創作中華（650円～1,000円）、カレー、点心など。デザートは、「手作り茶葉アイス」（450円）、「豆乳しるこ」（600円）など全23品目。

　1987年「ロフト」ブランドの1号店として開業した渋谷ロフトに飲食スペースができるのは7年ぶり。ロフトでは今夏から秋にかけて開店20周年の記念企画を順次展開しており、「一茶一坐」のオープンも記念事業の一環だという。営業時間は11時～23時。（写真＝店内）

渋谷ロフト