原宿の複合コンセプトストア「TOKYO HIPSTERS CLUB（トーキョー・ヒップスターズ・クラブ）」（渋谷区神宮前6、TEL 03-5778-2081）では8月10日より、60年代から70年代に掛けてニューヨークのアンダーグラウンドで活躍した「ロック詩人」に焦点を当てた企画展を開催する。

　展覧会名は「Outside of society －ニューヨークアンダーグラウンド展－」。アーティストや詩のセレクトは、ミュージシャンとして活動後、音楽評論家として独占インタビューを行うなど自身も当時活躍した著名アーティストらと親交のある鳥井賀句さんが行う。

　紹介されるのは、ニューヨーク・パンクの代表として知られ詩人や画家、写真家としても活動するパティ・スミスさん、60年代にバンド「ベルベット・アンダーグラウンド」の一員として活躍し脱退後も勢力的に活動を続けるルー・リードさん、1974年にデビュー後、イギリスのパンク・バンドにも影響を与えたといわれる「ラモーンズ」、ロックバンド「テレヴィジョン」など計8組のアーティスト・バンドによる詩の一部。鳥井さんは、「ニューヨークアンダーグラウンド・ロックとビート・ジェネレーションの関係性にスポットを当てたい」とコメントしている。

　会場では、詩と併せて写真家、松本誠司さんが撮ったアーティストのオフショットなども併せて展示するほか、それぞれの詩の日本語訳も紹介。同展をテーマに選ばれたCDやDVD、書籍なども販売する。9月2日には、鳥井さんによるトークイベントも開催（要予約）。展覧会・イベントともに入場無料。9月5日まで。©Photo by Seiji Matsumoto

TOKYO HIPSTERS CLUB