恵比寿駅周辺で7月28日・29日の2日間、夏の風物詩となっている恒例行事「恵比寿盆踊り大会」(実行委員会=TEL 03-3715-4572)が開催、今年は初のオリジナル音頭として「恵比寿音頭」が披露される。
地元の町会・商店街が集まり、駅前に組まれたやぐらを舞台に東京音頭などの演目を繰り広げてきた恵比寿盆踊り大会は今年で54年目を迎える伝統行事。大会は地元住民や観光目的の客などで年々客足を伸ばし、昨年は2日間で計約3万人が参加したという。
オリジナル音頭は、振付師の西川瑞扇さんを中心に、恵比寿駅近くの茶屋坂に住む作詞家が歌詞を提供した現代風のもので、音頭に加え楽曲にはサンバ・バージョンもあるという。歌詞の中には「ガーデンプレイス 夢の園」「甘い香りはパティストリ 八幡通り猿楽町」など施設や地名に関係するものや、「白い都会のオアシスで 何買いましょうセレクトショップ」「コップ片手に立ち呑みも」など流行のキーワードを取り入れたものもある。また、途中に入る合いの手の「YES YES EBISU!」のフレーズは地元小学校の生徒が担当する。
同大会実行委員の松岡さんは恵比寿音頭について、「以前から要望はあったが、人の巡り合わせでやっと実現した。初のオリジナル音頭だけに今年は練習にも気合いが入っている」と話している。同28日には「恵比寿音頭」完成披露イベントとして歌手の田島久美さんによるライブイベントが行われるほか、盆踊りではほかに2日間で計5~6曲の演目が披露される。駅前には両日とも地元の町会による屋台が出店し、当日は同音頭を収録した自主制作のCDも販売。