原宿に「写経」のカルチャー施設-平山画伯も講師に

原宿の繁華街の中心に位置する教室にはサロンも併設

原宿の繁華街の中心に位置する教室にはサロンも併設

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 アートプロデュースを手掛けるラリス(港区)は7月12日、仏典の経文を書写する「写経」をはじめとした講座を開くアートカルチャーセンター「精舎(しょうじゃ)」(渋谷区神宮前3、TEL 03-5772-1858)をオープンする。場所は、明治通り「竹下口」交差点から徒歩1分のビル1階。

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施設は、最大で30人を収容する教室(=17.18坪)と、受け付けや交流の場に使うサロン(=14.6坪)をビルの吹き抜け空間で隔てた2部屋で構成される。講師陣には元東京芸術大学学長で日本画家の平山郁夫画伯を筆頭に、国内の美術館や博物館の館長、著名染色作家などを迎える。教室では、写経のほかに芸術や伝統文化に関する一般教養講座も定期開催するほか、国内外の遺跡を巡る見学ツアー(別料金)や若手支援の個展なども開催。

 受講料はビジター料金で1,000円(筆・墨の各代金は600円~)。入会費=10万円、年間費=12万円を支払った会員は、事前予約後に講座を含め施設が常時利用できる。同12日から今年の12月中旬までは写経の無料体験も受け付けるという。営業時間は平日10時~19時。

これまでにも多くの美術展プロデュースやテレビの番組制作などに携わってきたという松岡久美子社長は、「対個人の施設を開くのは今回が初」とした上で、「完全な非宗教施設で場所も好立地。ターゲットは特に定めず、写経で集中力を高めたい人やファッションとして楽しみたい人にも気軽に訪れてもらえたら」と話している。なお、同センターの収益の一部は「文化財の保存活動支援」のため財団法人文化財保護・芸術研究助成財団へ寄付されることが決まっている。(写真=教室)

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