7月8日より、青山でゲイやレズビアンなどセクシュアル・マイノリティをテーマとする映像作品を集めた映画祭「第15回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭」が開催される。
1992年より開催されている同映画祭は開催毎に規模を広げ、昨年は約6,500人を動員するなど、同様の映画祭ではアジア最大級のイベントとして話題を集めている。15年目となる今回はメーンテーマを「アジア」とし、日本やインド、中国圏などアジア各国からの作品を中心に集めたほか、スペインやアメリカ、イギリスなど欧米諸国の作品も含め14カ国計35本を上映する。
7月8日・9日の2日間、東京ウィメンズプラザホール(渋谷区神宮前5)で行われるプレ・イベントでは「アジアン・ビューティーズ」をテーマに、映像作家としても知られる大木裕之監督の「g8-2(カリ)」、ニューヨークで暮らすレズビアンの中国人2世の生活を描いた「素顔の私を見つめて」などの作品を上映。関連イベントとして、HIVをテーマにしたトークイベントも開催する。
また、同13日より17日までスパイラルホール(港区南青山5)で行われるメーン・プログラムには、トランス・セクシャルのマリエッタが繰り広げるスペインのミュージカル作品「20センチ!」(オープニング作品=写真)をはじめ、舞台をきっかけに親密になる女性同士の物語「ガール・プレイ」などがラインナップされる。メーン・プログラム開催中はコンペティションとして公募作品の上映も行う(優勝者にはレインボーリール賞を授賞)。15日には、スパイラル地下の「EATS and MEETS Cay(イーツ・アンド・ミーツ カイ)」でオフィシャル・パーティーも開催。チケット(当日)は、1回券=1,500円、フェスティバル・パス=15,000円。