イデー(目黒区)は5月21日、移転に伴い「イデーショップ本店」(南青山6、03-3409-6581)を一時閉店する。現イデーショップ本店は、骨董通り沿いの店舗から移転する形で1995年12月にオープンした。同社広報の速水さんによると、「1994年には雑誌『Casa BRUTUS』がプレ創刊し、コンランショップが新宿に1号店を出すなど、この時期は一連のインテリアブームの先駆けとなる気運があった」という。移転後の店舗は、3階建てのフロアで従来のショップから売り場面積を大幅に拡大したこともあり、オリジナル家具の販売に加え、カフェ、花店といったインショップの運営や独自本の出版、CDリリースなど、「ライフスタイル提案型」のアンテナショップとして展開してきた。今回の閉店は物件の契約満了によるもので、今夏を目処に「青山エリアに新店舗を出す予定」(速水さん)だという。移転後の新店舗では、これまでの展開に加え、同社が今年2月に閉店した「イデーショップ・パシフィック」の商品への問い合わせも受け付ける予定。「パシフィック」はブルーノート裏手に位置し、環太平洋地域の文化を取り入れたライフスタイルを提案していた。なお、本店移転までの間は骨董通り沿いの路面にスペースを賃借し、新店準備室「IDEE CAMP(イデーキャンプ)」(南青山5、電話番号は現行と同じ)を運営、ショールームではコーディネート事業部を併設し、家具の発注やコーディネート、リフォームなどの相談を受け付ける。花店機能としては、電話・ファックスを通じてブーケなどの発注も受け付ける。
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