5月19日から表参道エリア周辺各所で開催される複合イベント「表参道国際未来空港」の記者会見が同18日、スパイラル(南青山5)で行われ、キャンペーンモデルを務める女優の菊川怜さんらが参加した。同イベントは、成田国際空港が6月に開業する第1旅客ターミナルビルのプロモーションとして、会場となったスパイラルを中心に、表参道ヒルズや近隣のカフェ、ギャラリーなど表参道全体を「国際空港」に見立て専用のパスポートを使ったユーザー参加型の企画を展開するもの。会見に出席した黒野匡彦成田国際空港社長は、「表参道はかつて滑走路として使われていた歴史があると聞いている」とした上で、「このエリアは表参道ヒルズのオープンなどで話題性がある。ターミナルでは国内最大のブランド免税店『narita nakamise』(成田ナカミセ)をオープンすることもあり、成田空港とは『意外に』近い存在」と述べた。また、「開港式」を兼ねた会見にパイロットの制服姿で登場した菊川さんは、「(東京大学工学部建築科の)卒業制作では、同潤会青山アパートの再生施設を想定した複合施設を設計したので、当時は毎日表参道に通っていた」と、自身と表参道の「接点」について触れ、「(空港の設計を依頼されたら)その国の文化を感じられる空港を作りたい」と話していた。イベントは、5月19日~28日の10日間に渡り開催され、期間中の週末(同20日・21日・28日)には、青山ダイヤモンドホールにボディチェック用の金属探知機も設置されるという。
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