3月23日、食玩「黒澤明 よみがえる巨匠の現場 七人の侍編」の発売を記念して、シネマヴェーラ渋谷(円山町)で、関係者らによるトークショーと映画「七人の侍」の特別上映が行われた。上映前に行われたトークショーでは、黒澤久雄さん(黒澤プロダクション代表取締役)、三船史郎さん(三船プロダクション代表取締役)、宮脇修一さん(海洋堂代表取締役社長)らが出演し、黒澤明監督の製作秘話や、菊千代役で作品に出演した三船敏郎さんの思い出話、フィギュア再現の苦労話などを披露した。トークショー終了後、3時間27分に及ぶ長編作品「七人の侍」が、招待者や関係者向けに2回、特別上映された。同作品が劇場で上映されるのは極めて珍しい。食玩は、はちみつ関連製品の製造販売などを手掛けるクインビーガーデン(本社=静岡県)が3月27日に発売するもので、「用心棒・椿三十郎編」に次ぐシリーズ第二弾。「七人の侍」(昭和29年公開)の登場人物と撮影当時の黒澤明監督、カメラクルーなど黒澤組スタッフなどが、海洋堂によりフィギュアで再現されている。フィギュアは、黒澤明監督、勘兵衛、菊池代、七朗次、勝四郎、久蔵、五郎兵衛、平八、カメラクルーの9種×彩色2パターン(モノクロ/カラー)で、1箱にプロポリス入り黒飴1個が同梱される。価格は315円で、売り上げの1%が、日本映画振興のために寄付される。(写真=左から三船さん、黒澤さん、宮脇さん)
クインビーガーデン